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韓国ドラマ「トッケビ」は、900年以上生き続けているトッケビと、幽霊が見える女子高生のラブストーリーです。
二人の恋に絡めて、前世でトッケビの主君だった死神と、トッケビの妹のサニーとの恋も描かれています。
この記事では、
・死神とサニーの最後
・前世の記憶がなくても再会する運命だった死神とサニー
・ニーチェの哲学等から考察されるトッケビの運命論
についてまとめていきます。
【参考】トッケビ最終回の内容
【トッケビ】死神とサニーの最後
死神とサニーは互いに惹かれ合っていますが、死神には宿命があり、人間のサニーとは、結ばれることはかないません。
前世でも王と王妃という関係で、お互いを大切に思っているにも関わらず、王がまだ若く適切な判断ができなかったため、王妃を失ってしまいました。
サニーは、ウンタクから人間は四回生まれ変わるという話を聞き、今世での死神との関係をあきらめ、来世にかけることにしたのです。
死神と今世では会わない約束をして、抱き合った後、死神の前から姿を消したサニー。
サニーが亡くなる時に担当した死神は、本音で語り合います。
今世で、サニーは三回目の生まれ変わりと死神は告げます。
しかも、死神にとっても、サニーをおくることが最後の仕事でした。
サニーは記憶を消すお茶を飲まずに、あの世へとつながる扉をあけて、死神と共に旅立っていきます。
【トッケビ】死神とサニーは前世の記憶がなくても再会する運命に
死神とサニーはお茶を飲まなかったので、記憶は消えていないはずですが、女優として生まれ変わって警察官になった死神と会った時は、あまり記憶はない感じでした。
でも、出会った瞬間、恋に落ちる二人の未来をトッケビが見ています。
女優と刑事のカフェでの掛け合いは、相変わらずかみ合わず、サニーと死神そのものです。
神のなすことなので、記憶については明言できませんが、二人が再会する運命は、確定しています。
もしかしたら、人を助けた死神の功績もあるのかもしれません。
しかし、この二人が再会する運命は、互いを想う心によって導かれたと思いたいです。
来世では、必ず想っている人と幸せになりたいというサニーの願いが叶えられたともいえるでしょう。
ニーチェの哲学等から考察されるトッケビの運命論
ニーチェは、ドイツの哲学者です。
「永却回帰」という全てのものにおいて、同じことが永遠に繰り返されるという思想を提唱しました。
永却回帰の法則を受け入れ、この世のあるがままの運命を愛することを「運命愛」といいます。
トッケビは、千年近くの時代を超えた愛を描き、まさに運命を感じさせるドラマです。
トッケビがウンタクの母を救ったのも、ウンタクがトッケビの花嫁になったのも運命と思えば、すんなり納得できます。
生まれ変わったウンタクと再会したり、死神とサニーの愛が繰り返されたりするのも運命といえるでしょう。
当事者たちは、その都度、悩んだり喜んだりしながら自分の意思で物事を決めているようですが、運命に導かれていると考えるとロマンも膨らみます。
トッケビがウンタクに贈ったネックレスも、フランス語で「運命」を表したものでした。
トッケビのドラマのベースに「運命」の思想があることが、伺えます。
ニーチェの運命論は、仏教の輪廻転生の世界観とも似ています。
死神とサニーのカップルが生まれ変わって、やっとハッピーエンドになる過程と結果は、運命論と輪廻転生をミックスし、いい面がでているイメージをもちました。
前世で王と王妃として結ばれながら、心を通わせることができなかった因縁を今世で解決した二人。
しかし、死神と人間では結ばれず、さらに哀しみが溢れ、また別れ別れになりました。
そして、やっと、刑事と女優として再会し、幸せに暮らすのも二人の運命で、時代を超えた愛が壮大で素敵です。
まとめ
ドラマ「トッケビ」の死神とサニーは、前世で王と王妃でした。
二人は、今世で互いに惹かれ合いますが、死神と人間のサニーは結ばれることは叶いません。
サニーは、来世での死神との縁にかけ、身をひきます。
そして、生まれ変わって女優となり、刑事となっている死神と再び、運命的な恋に落ちるのです。
ドラマ「トッケビ」の運命についての思想について、ニーチェの哲学からも考察してご紹介させていただきました。
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