五月の青春 第12話(最終回)のネタバレあらすじ解説と感想/最初の5月

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教会を訪れたヒテとミョンヒは2人だけの結婚をしようと幸せに包まれますが、その一方で、ミョンスとヒョンチョルは危機に見舞われます。

過激化する軍事活動に終わりが来るのでしょうか、涙なしでは見られない最終回の幕開けです!

 

五月の青春 第12話(最終回)のネタバレあらすじ解説

2021年光州。

「心が何度もその5月に戻るのはおかしなことではありません。」

年を取ったそれぞれがある人から連絡を受け、当時の5月を思い出します。

「メールを見ましたか?見つかりました。」

1980年5月。

デモ隊の一部が捜索に当たっていると橋の下からミョンスの姿が…。

その頃、ギナムは今回の容疑者がヒテと親密であることから指揮から外されてしまうのでした。

一方、ミョンヒとヒテは2人だけの結婚式を執り行います。お互いに祈禱文を用意し、神の前で永遠の愛を誓うのでした。

「僕たちの前に試練が訪れてもようやくつかんだこの手を話さずともに克服できるよう何よりもつらい試練はミョンヒさんではなく僕にくださいますよう祈ります。」

ヒテが祈りを終え、ミョンヒが祈りをささげようとした瞬間神父様がミョンヒの父が亡くなったと告げに来ます。

急いで遺体の確認に向かったミョンヒはミョンスとともに泣き崩れるのでした。

そして、ヒテがヒョンチョルから預かった通帳と手紙を読み、父の想いを実感し、今まで自分が父親に取っていた態度を悔やみ泣き続けます。

窮地に立たされたギナムは、市民軍を使いミョンヒとミョンスをヒテの目の前で殺せと部下に命じます。

それを聞いていたジョンテはミョンヒとの時間を思い出し、走り出します。

そしてジョンテの母も離婚届をギナムに差し出し、動き出します。

スリョンの仲間から伝言を受け取ったミョンヒは<相談室の裏に来てほしい>というおかしな伝言に不安に思いながらも相談室裏へ向かいます。

ミョンヒがいないことに気づいたヒテは、伝言をした市民軍に尋ねると「行違ったのか?伝言を聞いてすぐに向かったけど?」と言われ不安がよぎります。

相談室裏に向かったミョンヒに銃を持った男が裏から狙います。そこへジョンテが阻止しようと男と戦い、ミョンヒに「逃げて!」と伝えます。

ジョンテがいなくなったことに気づいたギナムと母はすぐに相談室裏に駆け付け、「誰が息子を撃てといった!?」と 失言するギナム。

「またあなたの仕業なの?これが家族のためなの?こっちに来ないで。」と銃で足を撃たれたジョンテを見て泣きながら訴える母。

そこへヒテも駆け付けヒテがジョンテを抱き病院へ向かいます。

ジョンテの手をつかむギナムでしたがその手を振り払われ、ヒテに言われたことを思い出します。「孤児は僕じゃなくて父さんだ。」

その頃、スリョンとスチャンは自分たちだけ釈放されたことを恥じて胸を痛め、自分たちにできることをやろうと動き出します。

父の工場の非常用品を支援品として餅だそうとしたとき、工場の扉が開き、スリョンの父も一緒に倉庫を開放し、チャンファ実業として光州を支援することにします。

一方、ヒョンチョルの遺体の前に取り残されたミョンスは、羅州へ行こうと地図をもってその場を飛び出してしまいます。

ヒテとミョンヒ、そして友人ソンミンも一緒になってミョンスを探します。捜索中、道が別れる場所に出てしまった2人。

軍人がうろついているほうを探すというヒテに心配なミョンヒですが、結婚の誓いを思い出して、と告げてミョンスを探しに行きます。

「5分だけ探してまたここで会おう。」そう言うとミョンヒにヒョンチョルから預かった懐中時計を渡し、抱きしめるとここで2人は二手に別れます。

ミョンスを見つけたミョンヒですが、その背後には軍人が。一方のヒテは軍人たちに見つかり連行されてしまいます。

しかし、イ上等兵がソウル医大 首席合格のファン・ヒテだと気付き、射殺ではなく調査し、連行すればいいと先輩兵に告げてヒテを連れていきます。

「生きたければ振り返らずに歩け。」

危機が迫ったミョンヒはミョンスの靴ひもをきつく縛ると「先に羅州へ行っていなさい。姉さんも後から行くから。」3つ数えた後にミョンスを逃したミョンヒは軍人たちに捕らえられてしまいます。

ミョンスに気づいた上等兵が捕らえろ、と叫ぶとギョンス兵が「僕が捕らえてきます。」と走り出します。

ギョンスが人を撃たないことをわかっている上等兵がギョンスとミョンスに向けて発砲しようと銃を向けるとそれに気づいたミョンヒが「だめ!」とつぶやいて…。

ミョンスを追っていったギョンスは「早くいけ!」と伝えると銃を撃ったふりをしてミョンスを逃がします。そこでミョンスが落とした懐中時計を拾うと…。

持ち場に戻ったギョンスは撃たれたミョンヒを目撃します。

先輩兵は「ポケットの中身を見たか?身分のわかるものはすべて出せ。」そうギョンスに命じます。瀕死状態のミョンヒのポケットの中には結婚式場でヒテへ書いた手紙でした。

「すみません、おじさん。弟ミョンスは生きていますか?」ギョンスは泣きながら「はい」と答えるとミョンスが落としていった懐中時計をミョンヒの手の中にしまいその場を去るのでした。

誰もいなくなった森の中でミョンヒは「草の虫…。」とつぶやくと目を閉じ、静かに一人で息を引き取ります…。

光州事件が終わり、ミョンヒを探し続けるヒテ。人探しのビラを配りながら歌謡大祭の番組を目にしてミョンヒを思い出し涙を流すヒテ…。

2021年ソウル。

救急医学科の教授になっていたヒテは昔と同じように患者をなだめていました。

患者がなくなり、医者になる自信のなくなってしまったインターンに「俺たちは生死を決める人間じゃない。決定は…神がする。俺たちはその間最善を尽くす。君は怖くても最善を尽くした。君はいい医者になる。」と過去にミョンヒが言っていた言葉をかけるのでした。

病院を後にしたヒテが向かった先は…。

「ソクチョル!」そこにはソクチョル、神父になったミョンスの姿が…。

ミョンヒが見つかったとみんながヒテに連絡してきていたのです。

急いで警察署に向かうと、遺品の中には懐中時計とヒテへ書いた手紙が…。

そして、今もなお自分を責め続け、みすぼらしい姿になったギョンスと再会します。お互い顔を合わせ涙を流すと、ギョンスは首を横に振りその場を後にするのでした。

<私キム・ミョンヒはヒテさんの殉葬をお断りします。主よ、予期せず互いの手を 離すことになってもその悲しみで残されたものの人生が閉ざされないよう、1人になって流す涙がのどの下まで溜まっても沈むことなく、泳ぎ続ける力と勇気をください。>

ミョンヒを失って41回目のヒテは涙を流しながら、ミョンヒに手紙を書きます…。

また会える日まで懸命に泳いでいきます。最初の5月に。ファン・ヒテ。

 

五月の青春 第12話(最終回)の感想

最終回を迎えた12話。本作品は韓国でもかなり評判の良いドラマだっただけに、毎話感動しました。

某配信サイトでは配信されておらず、VPNを繋がないと作品が観られないですが、それだけの価値がある作品だったと思います。

第一話で発見された白骨化遺体はミョンヒのものであり、足を引きずる心理カウンセラーはジョンテでしたね。

ギナムがヒョンチョルに負わせた傷が我が子にも自らが負わせることになり、とても感慨深いシーンでした。

家族に見捨てられてしまったギナムですが、心の底では大事に思っていたとわかって少し安心しました。

一方のヒテですが、ミョンヒに言われた通り良い医者になり、ミョンヒの言葉をインターンにも伝えているシーンが感動的でした。

老いたヒテを演じたのはチェ・ウォニョンさんで色んなドラマに引っ張りだこなだけあって、ヒテを演じたイ・ドヒョンの話し方や仕草まで似せていてさすが名俳優だなと感じました。

また、最後にソクチョルが生きていてよかったですね!ギョンスは生涯償うように生きているのでしょう。

善人なだけあって、最後にミョンヒを助けられなかった自分を罰しているのだと思います。

バッドエンドなドラマで涙なしに観ることが出来ませんが、光州事件の残酷さや時代背景を感じることのできる最高な作品だと思います。

視聴終了してからかなりロスになるほど良いドラマなのでぜひ一度観てみて下さい!

「五月の青春」の視聴方法はこちら>>

 

五月の青春 第12話(最終回)についてまとめ

ミョンスが羅州へ行こうと行方不明になり、ヒテとミョンヒはそれぞれ二手に分かれて捜索をはじめます。

ヒテは軍に連行され、ミョンヒはミョンスを庇って軍に撃たれてしまうのでした。ミョンヒの最後を看取ったギョンスは生涯自分を責め続け、白骨化遺体の情報提供者に。

それぞれが歳を取り、ミョンヒが発見された事を知るとみんながヒテに連絡をし、ヒテはミョンヒに手紙を書くのでした。

行方不明になり、白骨化した遺体で見つかったミョンヒを生涯愛し続けたヒテに最後まで涙が止まらない作品です!

 

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